
20歳未満の飲酒は法律で禁止されています
今回セレクトしたのは、VERTIGO初登場のRange Brewingです。オーストラリアはクイーンズランドからやってきました。出会いは昨年の忘年会のときだったんです。それまで飲む機会がなかったんですが、めちゃくちゃ最高に美味しかったので絶対セレクトしようとメモってたブルワリーでした。これまで色々ヘイジーをたくさん飲みましたが、それでも「おおおお!」っていうのを感じることができる美味しさだったので、とても印象に残っています。ぜひみなさんにも飲んでもらいたいです!
今回セレクトした4本は、華やかなDDHペールエールからとHAZYなペールエール、DDHのIPAからDDHのDPIAとちょっとづつ濃度やフレイバーのグラデーションが感じられるようなビールにしました。その中のひとつには、Mountain Cultureとのコラボ「TAKE A HIKE(DDH IPA)」というのがあります。最近、私自身は山に行ってないのですが、暖かくなってきたし、また山に行くときにはザックに忍ばせて持っていきたい、そんなビールかなと思っています。でも山に行く前の3月11日に小江戸90kというウルトラマラソン?ウルトラマラニック?を走るので、そのあとに飲むと最高なんじゃないかなと思っています。
ではでは各ビールの詳細を写真右からご紹介!
<Range Brewing / DISCO / DDH Pale Ale / 5.2% / 330ml>
「forever exploring. forever evolving.(永遠に探求し、永遠に進化する)」。このエートス(信念、価値観、モットー)の元に、開業当初よりコア商品を造らず、クラフトビールの最新のイノベーションをオーストラリアに届けるべく毎週新しい商品をリリースすることで、多くの支持を集めてきたRange Brewing。しかし、2022年の終わりに、約5年間のブリューイングで学んだこと、発見したことをすべて取り入れて、常に入手可能な「Forever Range」と名付けられたシリーズで、コア商品を市場に投入することを突然発表。そして最初にリリースされたイヤーラウンド商品が、この『DISCO DDH Pale Ale』である。Range初のコアビールであるからにはもちろんHazy Style。アメリカ産とニュージーランド産のホップ、Citra、Motueka、PacificaをDDHで使用し、フレッシュななメロンとパッションフルーツのジューシーなアロマがはじけ、最後にオレンジの皮の香りが広がる。ミディアムフルな口当たりで、軽くてふんわりとしたカーボネーション、苦味は少ないながらも、軽く存在し、究極のクラッシャブルという要素を、この薄いイエロー~オレンジ色に濁ったペールエールにもたらしている。Rangeが、毎週新作を作るというアプローチをやめるということではない。今はこの素晴らしいビールの誕生を祝い、さらに5年後どのように結実するか楽しみに待とう。
<Range Brewing / Crocodiles Don't Play Cricket / Hazy Pale Ale / 5% / 440ml>
Range創業者の二人GerardとMattは元々ロンドンで働いており、特にMattはLondon Craft Beer Festivalでブランドマネーシャーを務めるなど、イギリスのクラフトビアシーンに顔が利く存在だ。そんな彼らがRange Brewingを始める前によく訪れていたブリュワリーがイングランド南西部ブリストルとバーミンガムの間に位置するチェルトナムの「DEYA Brewing」。2015年創業のDEYAは、ホッピービアとラガー、そしてUKの古くからのスタイルを追及する、その確かなブリューイング技術により、ペールエールやNEで最高の評価を受けるなどUKを代表するモダンクラフトブリュワリーの一つ。今回Rangeの3周年を記念して造られた、この『Crocodiles Don't Play Cricket Hazy Pale Ale』は、DEYAのレジェンド達とのコラボレーション作。ホップはCitra、El Dorado、Galaxyを使用し、パイナップルや軽いパッションフルーツの超フレッシュなアロマ。オレンジ色に濁るボディは柔らかくフルーティ、軽くてふわふわのヘッドが乗る。口に含むと、ピーチ、パッションフルーツ、軽いストーンフルーツのフレーバーが踊り出す。フィニッシュはソフトでジューシー、そしてクリーン。パーフェクトなパーティークラッシャーペールエール。「クロコダイルはクリケットをしない」というこの名前、映画「クロコダイル・ダンディー」から、クロコダイルはオーストラリア人の二人を指す。クリケットはオーストラリアでも多くの人に親しまれているスポーツだが、彼らはプレーしないのだろう。また、DEYAでは以前より大きなワニのグラフィティが描かれブリュワリーの重要なモチーフとなっている。
<Range Brewing / Take A Hike / DDH IPA / 7% / 440ml>
ニューサウスウェールズ州ブルーマウンテンズでの創業よりこの数年で、数々の偉業を達成し現在のオーストラリアクラフトビアシーンの大注目ブリュワリー「Mountain Culture」と、そのスタンスが多くの尊敬を集め、同じく現在のシーンを引っ張る存在であるRangeの待望のコラボレーション作がこの『Take A Hike DDH IPA』!このコラボレーションはまさにオーストラリアンクラフトビアのエポックでもあるだろう。周囲の期待感や注目もなんのその、本人たちは築き上げてきた信頼と友情の基に、まるでちょっと一緒にハイキングに行くように、飄々とこのDDH IPAを造り上げた。両ブリュワリーの愛する品種、Citra、Cashmere Cryo、Simcoe、Vic Secretを大量に使用してダブルドライホッピング。Citra由来のトロピカルなアロマを中心に、Cashmere CryoとVic Secretの組み合わせから滲み出す、トロピカルフルーツサラダの香りが絶妙に演出される。Rangeらしいモルトプロファイルで組み上げられたボディは薄いオレンジ色で、程よく霞がかり、ソフトな炭酸がベルベットのような口当たりに導く。フィニッシュはキレがよくドライでジューシーな余韻が美しくたなびく。この、オーストラリアンクラフトの到達点でもあり通過点は、とにかく、最高にドリンカブルな一本であることは間違いない。
<Range Brewing / Flex / DDH DIPA / 8.8% / 440ml>
Rangeの代名詞ともいうべき、完璧ともいうべきHazyな見た目のダブルドライホッピングが施されたダブルIPA『Flex DDH DIPA』! Citra LUPOMAX、 Mosaic LUPOMAX、Citra、Nectaron、Galaxyに加えニュージーランドFREESTYLE HOPSからリリースされたばかりの新品種ホップPeacharine(その名の通りピーチをはじめとする甘いストーンフルーツ、ライムゼスト、強力なトロピカルフルーツのアロマを持つ)が使用され、その重層的なホップのアロマは、限界ギリギリの最高レベルとなるように設計された。PeacharineとNectaronが豊富にストーンフルーツをもたらし、GalaxyとCitraがパッションフルーツの爆弾とも言うべきアロマをを漂わせ、最高のパンチを食らわせてくれる。マンゴー、パッションフルーツシャーベット、ライチ、オレンジシトラスのフレイバー、その濃厚でねっとりとした味わいは、純粋、かつ非常にダイナミック。マシュマロのような柔らかな口当たりで、濃密なホップの贅沢な味わいが次々と広がり、重さと高めのアルコール度数をを感じさせない美しいフィニッシュへと収束する。リリース直後からの高い評価もうなずける逸品。
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エリア:クイーンズランド
備考:美味しいクラフトビールは海外から日本に届く際も冷蔵で品質がバッチリ管理されています。その美味しさを保つためクール宅急便が届いたらすぐに冷蔵庫での保管をお願いします!あと注文は4〜6本まとめてがオススメですYO!