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[毎月5日はVERTIGO(5)の日] 3.5入荷情報(Range Brewing)

「毎月5日はVERTIGO(5)の日」ということで、新入荷のお知らせです!

今回取り扱うのがはじめてのブルワリー&インポーターさんとなりました。通常インポーターさんからの入荷のお知らせには色々ブルワリーやビールの情報も一緒に送っていただけるんですが、このRange Brewingのことについてもしっかり教えてもらえました。ありがたいです。なので、その情報もお届けしたいと思います。読んでもらえるとビール飲むときにより良い感じになるんじゃないかなと!

<Range Brewingについて>
forever exploring. forever evolving.(永遠に探求し、永遠に進化する)」
2017年12月、Range Brewingは、このごくシンプルな誓いに従って、世界中のモダンクラフトビールの最新のイノベーションをオーストラリアの海岸にもたらすことを使命としてスタートした。彼らは常に世界中の最高のビールをサンプリングし、その経験と学びをベースにして、新しくエキサイティングなビールを造りだし、オーストラリア全土と世界に向けて発信し始めた。
世界中のモダンクラフトビールに精通するセンス、圧倒的な先進性、ハイレベルな醸造と商品管理のクオリティにより、急速に多くのクラフトビールマニアからの支持を拡大したRange Brewing。オーストラリアで最もイノベイティブなブリュワリーとして確固たる存在となり、2020年11月には、専門性が高くエキスパートからの信頼の高いコンペティション ’The Indies 2020(ジ・インディーズ2020)で、最大級の評価と共に各部門を総なめにし、創業から3年足らずにしてその年最高のインディペンデントブリュワリーの造るビールとして認められ、小/中規模のチャンピオンブリュワリーの栄誉に輝いた。
創業者はオーストラリア・ブリスベン出身の幼なじみGerard Martin と Matt McIver。ブリュワリーを始める前、彼らは二人ともロンドンで仕事を得て生活していた。Gerardはディーター・ラムス(ドイツ出身の伝説的インダストリアルデザイナー。60年代以降のブラウン社の製品デザインが有名でApple社のデザインへ大きな影響を与えたことでも知られる)がデザインを手掛けるイギリスの家具会社VITSOEで働き、一方のMattはLondon Craft Beer Festivalでブランドマネーシャーを務めていた。Matt によってGerardはモダンクラフトビールの世界に引きこまれていき、アメリカ、イギリス、ヨーロッパ、北欧から最新のクラフトビールを吸収し続けた。そして、彼ら二人はついに、その経験と学びを武器に、世界で最も先を進むブリュワリーを地元ブリスベンで始めるという大胆な計画をたて、実現に向けて動き出した。
彼らには、この計画を成功に導くための、非常に優秀な才能あふれるブリュワーの友人がいた。Mitch Pickford。全く新しいものを作り出すこの計画のことを彼に伝え、Mitchはヘッドブリュワーとしてこの計画に巻き込まれることを決めた。そしてすぐに、ブリスベン中心部でブリュワリー建設が始まった。ブリュワリーの方針として、それまでのオーストラリアでの常識にとらわれず、しばらくの間、彼らはコア商品を作らないことを決める。毎週同じビールを造ることを拒絶し、常に改善しながら絶え間なく新鮮なラインナップを提示するという、「永遠に探求し、永遠に進化する」ブリュワリーの姿勢が形作られていった。
開業後はその新しいコンセプトとビールの美味しさによりからあっという間に大人気となったRange Brewing。何度か生産拡大をすすめながら、多様性を求め良質なダークビール、サワーなどのブリューイングにも力を入れるようになっているが、やはり彼らがNEIPAを中心にするホップドリブンなビールに特別な愛情を持っているのは疑いようのない事実。彼らのHazy/NEはとにかく大人気で、毎週金曜日の新商品の発売日は多くに人が列をなし、早い時は数分、1日で完売することは珍しくはない。その背景では、量よりも質を信じ、新鮮で最高品質のものを継続的に供給することへの不断の努力が続けられている。
To ØlやCloudwaterといったブリュワリーに大きく影響を受けた彼らは、ヨーロッパのモダンクラフトビールの文化をRangeのDNAに織り込んでいる。ハイクオリティなNEIPAを中心とするビールの数々だけでなく、スカンジナビアのインダストリアルな雰囲気、ヨーロッパのビアホールスタイルの長いテーブル、幾何学的でカラフル、ミニマルなデザイン。缶やタップルームのデザインにも、彼らのセンスは注ぎ込まれている。
2021年には、高まる需要にこたえる形で、オーストラリア南部ヴィクトリア州メルボルン、アボッツフォードに新しいロケーション、ブリュワリーとタップルームがオープン。コロナ禍でのロックダウンが続く中、彼らの新しい動きは大きな希望と共に歓迎された。開業から5年を経た2022年の
終わりには、これまでの彼らの方針を少々変更し、初のイヤーラウンド商品『DISCO』をリリース。大きな驚きと共に、これまで培ったスキルが詰め込まれたクラッシャブルなDDH Pale Aleは一躍大人気商品となる。今後Rangeがさらにメルボルンでどのように受け入れられ、周りに影響を与えていくか。彼らの未来に、大きな期待感が高まる。
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コアビールとなるDISCO、めっちゃ美味いです。